英語学習のスタート時期、インターネットで調べると「早くからスタートした方がいい」「あまり早くスタートすると混乱する」など、色々な意見が見られますよね。研究の末色々な意見があって、また子どもたちそれぞれの性格や個性もあるので、極論を言ってしまえば…一概に何がいいかというのは難しい。そして、その子にあったやり方を模索していくのがいいのかなと思います。
私の経験ベースでのお話になりますが、私は「幼少期から英語学習はスタートすべき」派です。幼少期から英語に触れることで身に付く英語力は親から子どもへのギフトだと思っています。
私がLiliの幼少期に英語を取り入れようと思った理由
Liliが2才の頃から少しずつ英語を取り入れた生活をしていました。Liliは日本語の発話が早く、言葉でものを伝えることができるタイプでした。また、海外へ行った際にも、韓国語と日本語、英語の音の違いに気づき、その様子を見た時に「耳がいいのかな〜?」「言語得意なのかな〜?」と単純に感じ、意識的に英語を取り入れる生活をスタートしました。
実は、私も子どもの頃からリスニングが得意で。理由は…?幼稚園児の時から英語のある生活を送っていたからかも?!
私もリスニングが得意です。それは、昔から今も変わらず!TOEIC、TOEFLのテストでは、リスニングで点数を稼ぎます。TOEICのリスニングは毎回9割程度の正解率、得意なんです。でも、不思議となんで?と聞かれてもなんでかわからない。昔から得意だった歳か言いようがないんです。ガリ勉したわけでもなく。
その理由って何かと考えてみると…、数十年前の幼稚園児の頃、家では英語のビデオばかり見ていました。意味はわからなかったけど、なんとなく内容は理解できていたように思います。車の中で聞いて覚えたSpice Girls、Disney映画のサウンドトラック、Carpenters、The Sound of Musicのサウンドトラック…を完コピで歌っていました。(当時はDVDもカーナビもなく、テープでしたよね笑 今も歌えます!)完コピができると耳で聞こえた音をそのまま口から出せるようになるので、発音がとても綺麗になります!これがリスニングが得意になったきっかけで、今のLiliほど英語を理解してはいませんでしたが、聞く力だけはこの幼少期の経験が基盤になっているように思います。
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幼児期から英語学習をスタートすべき理由
賛否両論ある英語学習のスタート時期。私は早くから始めた方がいいという考えです。でも、日本語と英語を完全に1:1にする!なんてことはできませんでした。8割9割は日本語、のんびりでもいいので英語をする時間を確保して、長く継続することが一番力になると思うんです。
リスニング力がつく
リスニング力というのは、言語学習の中で一番初めに身に付く能力です。日本語を習得するのを思い返してみてください、赤ちゃんへの話しかけから始まり、赤ちゃんが発話する、そして耳で理解したことが話せるようになり、読む、書くができるようになります。英語も同じです。赤ちゃんへの話しかけは生まれた日から約1年間、話し続けています。極端に言えば、赤ちゃんはインプットを寝ている時間以外、365日続けているのです。
英語も幼少期からスタートし少しずつインプットの量を増やすことでリスニング力がついてきます。親が話しかけてもいいし、絵本やDVD、音楽、Netflixなどのアニメでもいいと思います。効果をあげるには、プロの作った教材を取り入れたり、工夫をして生活の中で英語を使用していくのがおすすめですが、絵本やDVDだけでも毎日続けることが大切です。継続が聞く力の基盤を作ってくれます。
リスニング力がつくメリット
リスニングができることはメリットしかありません!!
ポイント
- リスニングで点数が取れる
- リスニングの勉強時間を他のことに当てられる
- 英語学習の土台ができる
リスニングで点数が取れる
これからの英語学習では、4技能がより一層求められます。英検では既にリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能が取り入れられており、英語学習=文法・読解だけではありません。リスニングで点数が取れるというのは子どもたちが中学や高校生になった時に非常に大きな強みになります。リスニングで点数が取れれば、その分文法、読解、ライティングのミスをカバーすることができます。リスニングで点数が取れると安心できませんか?このリスニングの強みは、幼少期の英語への取り組み次第で伸ばすことのできる能力です。子どもたちにとっては自然に手に入れることのできる力になります。
リスニングの勉強時間を他のことに当てられる
リスニング力というのは一度ついたら、ゼロになることはないと思っています。「最近英語聞いてなくて、リスニング力落ちてるな」という感覚になることがあっても、何回か過去問を解いたり意識的に字幕なしで映画を見たりすると感覚が戻ってくることがあります。一度ついたリスニング力というのは多少落ちることはあっても、基盤ができているので底抜けることはなく体に染み付いた能力になります。リスニングで点数が取れるという強みと同じように、リスニング力がついていれば、リスニングを勉強する時間は圧倒的に少なくて良いのです。リスニングは1日でできるようになるものではありません。長い間インプットをし続けることで養われる能力です。中学生、高校生になった時に他の学習に時間を避けるのはテスト勉強をより効率的にこなすことができます。
ただ、ここで注意して欲しいのは、リスニング力と語彙力は別だということ。語彙力がなければ、リスニングで聞いてもわからないことはあるので語彙は試験レベルに合わせてどんどん増やしていく必要があります。
英語学習の土台ができる
リスニングができるということは、英語学習の土台ができることになります。Liliと英検5級の対策をしていた頃、まだ読むことが苦手だった時によく言われたのが「読んでみて!聞こえたらわかる」と。4級のリーディングでもよく言っていました。耳で聞けば文法問題も読解問題も解けるんです。まだひらがなのわからない幼稚園児に絵本を読むというようなイメージでしょうか。でも、聞けばわかると話しが早い、読むという技能は聞くのとは全然別物です。でも、リスニングができると音読がスムーズにできます。英語の土台、基盤があると「読み」「書き」「文法」を積み上げていきやすいと思います。
自然と身に付く理想的なスタイル
子どもたちが無理なく自然と英語力がついていたら、それが理想だと思います。毎日泣きながら座学で学習するより、自然に身につけていくことができる方が、子どもにとっては楽です。毎日たった15分だけでも、気が向いた時に一緒に英語の絵本を読むだけでも、映画を英語でみるだけでも、それを年単位で続けていけば気づかないうちに大きな糧になっています。
Liliも2才から始めたゆるゆる英語学習、2才〜4才頃まではゆるく生活の中に取り入れる程度でしたが、5才〜ひらがなを学習するタイミングでアルファベットをスタートしたり、絵本の短文を読んでみたり、英語ペンで英語の音を聞いて読んだりしていました。毎日15分程度を続けた結果、小1で受けた英検で初めて彼女の実力に気づきました。一向に話し始めることがなかったので、半ば諦めていたのですが…一気にリスニング力があることで、開花したように感じます。
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まとめ
幼少期から英語学習をスタートすることは、英語学習の基盤となるリスニング力を養うことができます。リスニング力は1日で養われるものではありません。長い時間をかけて、自分の体の一部になるように習得していく能力です。「聞く」ことは英語学習の基礎、基盤になります。まずは耳で理解できることは大切です。将来子どもたちが中学生・高校生になった時にもリスニングができるメリットは大きい。リスニングで点数が取れることは苦手分野のカバーにもなります。また、リスニングの学習をする時間を削減し、他の教科の学習時間に回すこともできる。効率の良い学習法ですね。
英語環境を整え英語を生活の中に取り入れる、そして英語をする時間を作り継続することで、リスニング力を子どもたちが自然と身につけることができたら、それは親からのとびきりのギフトになることでしょう。
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